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2015年第5回エステ感動物語 優秀作品賞
第5回エステティックグランプリのエステ感動物語 エステティシャン部門の受賞作品をご紹介します。

2015年第5回エステ感動物語 優秀作品賞「与えるエステティシャンになるために」
「ありがとう。」
今まで、お客様にこの言葉を何回頂いただろう。
エステティシャンになり11年。
エステの仕事が大好きで、毎日が楽しい。
今では店長という仕事を任され、責任も大きくなり
更にやり甲斐は大きくなった。
けれど、子供が居る私は出来る事も時間も 限られてしまう。
そんな中でどうすればお客様はもっと満足して頂けるか?
どうすればスタッフに楽しく仕事をしてもらえるか?
どうやってお店を守っていこう?
帰りが遅い時は家族に助けてもらいながら…
短い時間でもっと効率良く仕事をしなきゃ!と思えば思うほど、やりたい現実と、やれない自分が嫌になり、自己嫌悪…。
そんな毎日を過ごしていると大事な事を見失いそうになる。
子供からは「早く帰って来てよ。ママお仕事頑張らなくていいよ。」と言われ…
子供に我慢させ、寂しい想いをさせながらでも、自分が満足いく仕事が出来ていない事に歯がゆくなる。
エステが大好き!お客様が大好き!
でもそれだけではこの仕事はやっていけない。
仕事と家庭の両立が出来ずにどちらも中途半端で、反省する日々…。
そんな時、お客様との会話から沢山の元気を頂く。
日々の旦那様の介護を毎日必死に頑張られているF様から、こんなお言葉…
「ここに来るのが私の1番の癒し。
ここに来た時だけ、本当にゆっくり出来る唯一の時間よ。」
月に2回、貴重な時間を使ってお手入れに来て下さるF様のありがたいお言葉。
ずっと体型にコンプレックスを持ち、悩まれていたG様は
「初めてダイエットに成功した!
こんなにラクに楽しくダイエットが出来るなんて思わなかった!本当にありがとう。」
結果が出て、これからの人生にワクワクされているG様の姿。
心から嬉しい瞬間。
様々なお客様が、様々な目的で、Ojasに来て下さり、笑顔になってもらえるという喜び。
本当に女性は美しくなる事で人生が変わると思った。
「あなたに会いに来てるのよ。」
と、お客様からの声にどれだけ励まされたか。
ある日1人のお客様に
「生きてて良かった…。」と言われた。
その方の背景を考えると涙が出そうになった。
全ては分からないけれど、私のお手入 れによって
「生きてて良かった。」と、思ってもらえるのはすごい事だと思った。
「あなたみたいにエステが大好きで楽しそうにしている人に、お手入れをやってもらえるって、お客様も幸せなのよ。」と言って頂けた。
私にも与えられる、“何か”かがあるんだ…。
お客様に笑顔になって頂き、喜んで頂くという本当にシンプルな事を、見失いそうになっていたのかもしれない。
原点に戻り、何の為にエステティシャンという仕事をしているのか?
それはやっぱり、お客様の笑顔の為!
私は、私に出来る
私にしか出来ない事があると気付かされた。
出来ない事ばかりに目を向けるのでは無く、自分に出来る事を精一杯やる。
その想いをただただ、全力でお客様に伝えていこう!と思えた。
一生懸命な想いは必ずお客様に伝わる。
もちろんそうじゃなかったら、それも必ず伝わる。
お客様から頂いた沢山の「ありがとう」と「笑顔」は、私の原動力。
私は沢山のお客様と出会い成長させて頂いている。
これからもっともっと成長して、恩返しをしていきたい。
与えられるばかりではなく、与えるエステティシャンになる!
今まで沢山の方のお肌に触れ、私が感じた事は、やっぱりエステは人を笑顔に出来る。
そして本当に人生をも変えてしまう事が出来る可能性を持っている!
そんなエステティシャンという素晴らしい仕事をしている事を誇りに思える。
そして、そんな私の姿を見て、息子も成長していって欲しいと思った。
支えてくれる家族に感謝しながら、大好きなOjasの仲間と…
私も人生をかけてお客様に関わり、エステティシャンという仕事を全うしたいと思います。